「行きたい学校を絞り切れない!」高校受験を前にこのような悩みを持つ中学生は少なくありません。そこでこの記事では、志望校を決める上で抑えておきたい5つのポイントについて紹介します。塾講師として長年生徒の進路決定をサポートしてきたからこそ分かる重要なポイントなので、進路決定に悩むお子様を持つ保護者の方はぜひ活用してみてください!
高校受験はその後の生活のターニングポイント

高校受験は子どものその後の人生のターニングポイントとなる重要な選択です。高校時代の友人と卒業後もずっと交流が続いているという人も少なくありません。
また、高校卒業後の進路が高校受験の時点で決まることもあります。就職に強い学校を目指すのか、指定校推薦で進学しやすい学校を選ぶのか、もしくは国公立大学や有名私立大学を多く輩出する学校を選ぶのか。
もちろん高校生活を過ごす中で気持ちに変化が起こることもありますが、ざっくりでも良いので高校卒業後の進路を頭の中に描いたうえで、高校を選ぶことが大切です。
志望校選びで重要な5つのポイント

ここまで高校受験がその後の人生を大きく変える可能性があるということについて説明してきました。
では、いくつか志望校があった場合や、まだ志望校が決まっていない場合には、どのようなことを重要視すればよいのでしょうか。ここからは志望校を決める上で重要な5つのポイントについいて紹介します。
高校生活で大事にしたいことは何か
1つ目のポイントは「高校生活で大事にしたいこと」です。
「これまでしてきた部活を高校でも続けたい」「専門的な分野を学びたい」「体育祭や文化祭などのイベントを本気で楽しみたい」のように、お子様が高校生活を思い描いたときに重要視したいと思っている要素がきっとあるはずです。
その要素次第で「音楽科」「英語科」のある学校や、部活動に力を入れている学校などが選択肢になります。
校風は合っているか
2つ目のポイントは「校風」です。
よくあるのは「勉強を頑張って偏差値の高い学校に入れたけど、周りの人と話が合わない」「異性の多い学校で窮屈に感じる」「スポーツが苦手で運動が盛んな高校の体育祭の練習やイベントについていけない」などです。
学校の校風は実際に体感してみないと分からない部分もあると思うので、インターネットでの情報に加えて、オープンスクールや学校説明会を通して「肌で感じる」ことも大切です。
講師時代の私は、どうしても自分に合った校風が分からない生徒に対しては「自分の学力に近い高校」を勧めていました。自分の学力に近い偏差値の高校には、気が合う人がいる可能性が高く、校風も自分に合っている場合が多いです。
卒業後はどんな進路を目指したいか
次のポイントは「卒業後の進路」です。
先ほども触れましたが、高校受験の時点で、高校卒業後の進路が決まることも珍しくありません。何となくでも良いので、高校卒業後の進路を考えた上で、「就職に強い学校」「指定校推薦の枠が多い学校」「大学への進学実績が良い学校」などを判断材料にしてみましょう。
通学時間はどれくらいか
「通学時間」も意外と重要なポイントです。
自転車で15分の学校に通うのか、電車で1時間半の学校に通うのかでは、1日の過ごし方が大きく変わります。部活でクタクタに疲れた中、長時間電車に揺られて帰宅するのはきっと大変なはずです。もし学校の近くの塾に通うなら帰宅時間も遅くなります。
また、保護者の方の視点に立つと、「毎朝7時に家を出るお子様にお弁当が作れるか」なども問題になってきます。
最終的な判断はお子様がするべきだと私自身は考えていますが、上記のような要素も頭の片隅には入れておくべきでしょう。
経済面での問題はないか
最後のポイントは「経済面」です。
今は私立高校の授業料無償化などで、一昔前に比べると私立高校へ通うハードルは低くなっていますが、それでも制服代や修学旅行費など、公立高校と比べるとお金がかかることは事実です。
公立高校と私立高校の違いについてはこちらの記事でも解説しているのでご参照ください。
オープンスクールや説明会に参加しよう

ここまで高校を選ぶうえで重要な5つのポイントを紹介してきました。
これらのポイントをしっかりと理解するためにはオープンスクールや学校説明会などで「実際に学校を見てみる」ことが最も重要です。
実際に学校に行き、雰囲気を肌で感じ取って初めて分かることもたくさんあるので、まずは興味のある学校に足を運ぶよう、お子様にお声がけしてみましょう。
まとめ
今回は高校を決める上で重要な5つのポイントについて解説しました。
- 高校受験はその後の人生のターニングポイント
- 志望校を決める上で、気になる学校の情報収集は必須!
- オープンスクールや学校説明会で雰囲気を肌で感じよう!
高校生活は人生の青春の1ページとなる大切な期間です。お子様が高校選びで後悔しないよう、この記事で紹介した5つのポイントを参考に、志望校選びのサポートをしてあげましょう。
この記事がお子様が充実した高校生活を送るための一助となれば幸いです。




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