「小学生・中学生の子どもが勉強が嫌で泣いてしまう!」勉強が苦手なお子様によくあることですが実際お子様が泣いてしまうとその対処に困りますよね。しかし、泣いてしまう要因をしっかりと理解し、この記事で紹介する「適切な対処法」を実践することで、お子様が泣いてしまったときの対処法や泣くことを防ぐ方法について知ることができます。
塾講師として小学生から高校生まで幅広い生徒の授業を担当してきて身に付いた方法なので、泣いてしまうお子様への対処法に悩む保護者の方はぜひご覧ください!
泣いてしまう原因を知ることが重要

泣いてしまったときの対処法を実行するには、まずその原因を知ることが重要です。ここからは、勉強で泣いてしまうお子様によくある原因を紹介します。泣いてしまう原因の多くはこれらに当てはまるかと思います。
原因①:分からないことが多くて不安
まず考えられる原因は、勉強が分からないことによる不安からくるものです。勉強についていけず周りの友達に置いていかれたり、馬鹿にされたりするかもしれないという不安から泣き出してしまうお子様はよく見られます。
原因②:保護者の方や先生から期待によるプレッシャー
次に考えられる原因は保護者の方や先生からの期待によるプレッシャーです。「テストの点数が悪いと怒られる」というものだけでなく、「この中学/高校/大学に合格してほしい」「これくらいの点数なら取ってくれるだろう」といった期待も、お子様にとっては逆効果になってしまう場合があります。
お子様を信じることは素晴らしいことですが、その期待がかえってお子様のプレッシャーになっていないかについては考えるようにしましょう。
原因③:成績や順位からくる劣等感
成績や順位が数字として出ていると友達と自分を比べてしまい、その劣等感から泣き出してしまうことも考えられます。特に小学生や中学生は、成績で競い合うことも多々あるので、勉強が苦手な場合は劣等感を感じてしまうことも少なくありません。
原因別に保護者の方ができる工夫を解説!

ここまで勉強でお子様が泣いてしまうときに考えられる主なに原因ついて紹介してきました。これらの原因を根本から解決することは難しいですが、原因が分かっていればお子様をフォローしてあげることは可能です。ここからは上で紹介した3つの原因に対して、保護者の方ができる工夫について紹介します!
工夫①:一緒に勉強を進める
「分からないことが多くて不安」という原因に対しては、保護者の方がお子様と一緒に勉強を進めることで対処できるかもしれません。「どこが分からないのか」「どこで躓いているのか」を把握して丁寧に教えてあげましょう。保護者の方でのフォローが難しいようであれば、学校の先生や塾の先生に頼ることも視野に入れてみましょう。
工夫②:「結果」よりも「努力」を評価する
「お子様が感じるプレッシャー」によって泣いてしまうと考えらる場合に効果的な方法は、『「結果」よりも「努力」を評価する』というものです。
「点数を褒める」「合格したことを褒める」のではなく、「分からなかった問題が解けるようになったこと」や「どれだけ勉強したのか」を評価することが大切です。
結果は努力した先に自然とついてくるものだと理解して、結果だけを求めずその過程をしっかりと見てあげましょう。
工夫③:比較対象は「他人」ではなく「前の自分」
「成績や順位による劣等感」で泣いてしまう場合には、お子様に『比較対象は「他人」ではなく「前の自分」である』ことを伝えてあげましょう。また、保護者の方自身も「以前のお子様」と「今のお子様」を比較して評価するようにしましょう。
「友達の~君は良い成績を取っているのに」というような伝え方はNGです。
まとめ
今回は、勉強中にお子様が泣いてしまうときに考えられる原因と、泣いてしまったときに保護者の方ができる工夫について解説しました。
- お子様が勉強で泣いてしまう時にはその原因を把握してあげることが大切
- その原因を根本から解決することは難しいが、保護者の方の工夫次第でフォローはできる!
お子様が勉強中に泣いてしまうこと自体は仕方のないことです。大切なのは、そこからお子様をどのようにフォローしてあげるかです。お子様が泣いてしまう原因をしっかりと理解して、その原因にあった対処をすることで勉強への意欲も湧いてくるかもしれません。今回紹介した内容を実践することで、少しでもお子様が勉強に積極的になるお手伝いができれば幸いです。
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