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「学校の授業にはついていけているみたいだけど、今後のことを考えたら子どもを塾に通わせた方が良いのかな?」特に中学生のお子様を持つ保護者の方にはよくある悩みです。実は、塾に行かなくても成績を伸ばすことができる生徒には共通した特徴があります。この記事では、塾講師として多くの小学生から高校生を担当してきた経験からその特徴について解説します。お子様を塾に通わせるかで迷っている保護者の方はぜひ最後までご覧ください。
塾が必要ではない子に共通する4つの特徴

塾が必要ない生徒には共通した特徴があります。まずはお子様がこれらの特徴に当てはまっているかについて確認していきましょう。
自分で学習計画を立てて実行できている
1つ目の特徴は「自律的に勉強ができていること」です。塾に通うと、半強制的に勉強をする習慣を作ることができますが、自宅学習ではその習慣を自分で作り上げる必要があります。
この「勉強をする習慣」を自ら作ることができているお子様は自宅学習でも成績を伸ばすことができるでしょう。
授業内容を学校で理解できている
「学校で習った内容を理解できている」ことも共通した特徴の一つです。特に受験を意識する前までは、「学校で習う内容の予習・復習をすること」が塾の大きな役割です。
学校の授業内で学習内容をしっかり理解して、宿題を通して復習もできている場合、塾のサポートは必須ではありません。
勉強に集中できる環境が整っている
3つ目の特徴は「自宅に勉強に集中できる環境がある」ことです。多くの塾では自習室が整備されており、静かに勉強ができる環境が整っています。
自宅での勉強の場合、近隣での騒音や学習部屋がないなど、様々な理由で勉強に集中できる環境を作れないことがあります。
こういった環境面も、塾が必要ない子の特徴に含まれます。
保護者の方がフォローできる
次の特徴は「保護者の方によるフォロー」です。どれだけ勉強に集中できる環境が整っていて、自律的に勉強をする習慣をつけることができていても、分からない内容を教えてくれる人がいなければ勉強を進めることはできません。
もちろん、自宅学習での疑問点を学校で聞くこともできるので、保護者の方のフォローが必須という訳ではありませんが、すぐに質問に答えてくれる人がいることは自主学習に当たって非常に重要なポイントです。
塾が必要な子に共通する特徴

ここまで塾が必要ない子の特徴について解説してきましたが、逆に塾が必要な子の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは比較材料として、塾が必要な生徒に共通する特徴についても紹介します。
家で集中できない
自宅での勉強は誘惑がたくさんあります。いつでもスマートフォンを触ることができますし、監視の目もありません。これらの誘惑に負けてしまい、自宅で勉強に集中できないお子様は、塾の授業や自習室のような環境が必須です。
勉強の仕方が分からない
「そもそも勉強の仕方が分からない」というお子様は、塾の先生によるフォローを貰って勉強を進める必要があります。
塾に通うことで「学校で習う内容の予習・復習をして宿題を解く」という流れを確立することができ、勉強を進めることができます。
学校の授業についていけていない
お子様が学校の授業についていけていない場合は、塾の先生によるサポートが必須です。夏期講習や冬期講習を通して、分からない内容を学びなおす必要があります。
現状と志望校のレベルに差がある
たとえ学校の内容についていけていたとしても、受験の際に志望校と現状の学力に差がある場合には塾が必要になるでしょう。
塾に通うことで今よりもさらに学力を伸ばすことができ、志望校の対策に特化した授業を受けることもできます。自主学習だけでは志望校への合格に不安がある場合は、塾に通う必要が出てきます。
塾なしでも成績を伸ばす方法

ここまで塾が必要ない子/塾が必要な子の特徴について紹介していきました。しかい、たとえお子様が塾が必要ない子の特徴に当てはまっていたとしても、自宅でできることには限りがあります。
そこでここからは、塾なしでも成績を伸ばすために重要なポイントについて解説します。
学校の学習教材を活用する
最も実践しやすい方法が「学校教材の利用」です。学校で配布される問題集等を何度も繰り返し解きなおすことで、内容を定着させることができます。問題集に直接解答を書き込まず、ノートなどに書くことで効率的に教材を利用できます。
学校の定期テストは配布される問題集から出題されることも少なくないので、特に定期テストの対策に適しています。
市販教材を利用する
学校教材を繰り返し解いていくうちに、問題集の内容自体を覚えてしまうことがよくあります。ある程度学校教材を解き終わったら、市販の教材にもチャレンジしてみましょう。
この時、何種類も購入するのではなく、1冊に絞ってその問題集を完璧にできるまで解くことが大切です。
市販教材のおすすめは「ひとつひとつわかりやすく」シリーズと、「面白いほどわかる」シリーズです。他にもたくさんの市販教材があるので、お子様にあったものを探してみてください。
家庭学習のルーティンを作る
自宅での勉強はどうしても甘えが出てしまうこともあります。そこで、勉強をルーティン化して日々の生活の一部にしてしまいましょう。
例えば、学校から帰ってからご飯までの2時間は勉強、ご飯を食べてからお風呂に入るまでの30分は休憩時間など、自分の中でルールを決めてみましょう。
勉強のルーティンを作ることで、自分への甘えを抑えることができるはずです。
保護者の方で声掛けをする
保護者の方による声掛けも重要です。上述したルーティン通りに勉強が進んでいないときに一声かけるだけでも効果はあります。
また、勉強の内容に行き詰っている時に声掛けをすることで、教えてあげることもできます。
保護者の方も一緒になって勉強をする環境を作ることが重要です。
まとめ
今回は、塾が必要でない人と必要な人の特徴、塾に行かずに成績を伸ばすためのポイントについて紹介しました。
- 塾に行かなくても成績を伸ばすことは可能
- 塾が必要な人/必要でない人にはそれぞれ特徴がある
この記事で紹介した塾が必要ではない生徒の特長に当てはまるお子様にとって、塾は「絶対に必要なもの」ではないかもしれません。
しかし、今回紹介したものはあくまで特徴であり、最終的にはお子様のタイプを見極めて決定することが大切です。
また、塾に通うにしても通わないにしても、早めに判断することが大切です。塾が必要だと感じた時に手遅れにならないよう、この記事を参考にお子様にとっての塾の必要性を検討しておきましょう。
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